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池間哲郎先生講演会~ミャンマー編~ [講演会]

講演会の続きです。

~ミャンマー~
首相が、自分たちを虐げてきた白人を追い払ってくれたのは日本人だと言ったおかげで、親日である。

人間が飲める綺麗な水を得ることが難しい。
汚れた川の水で調理したりする為、毎年多くの人が亡くなる。
このことから、井戸をつくってきた。これで20万人近い人の命が助かっている。これによって、日本人嫌いの人が日本人を好きになってくれた。
こういったことが国際協力である。
また、赤ちゃんの死亡率も十分の一に減った村もあった。「水は命に変わる」

蛇口をひねったら飲める綺麗な水がでるのは日本くらい。でも、そのありがたさを感じている人は少ない。世界の多くの国では泥水を飲んでいるのだ。

床も天井も穴だらけのところで勉強をしている。雨季になると泥まみれになる。それでも子供たちは勉強したい。だから、雨でも勉強できる学校をつくって欲しいと池間先生に懇願する。
皆、教師を心から尊敬している。どんなにボロボロでも学校は聖地であると考えている。教師も皆、気品がある。
こういった状況をみて、池間先生達は4カ国83校つくり、何億かかかった。
これは賛助してくださった一人一人の善意で成り立っている。
これからも、もっと学校をつくっていきたい。

家事は子供がやることが当たり前だと思っている国の方が多い。
「お手伝い」という感覚ではなく「仕事」である。
「お手伝い」と思っているのは日本くらいである。その為か、親を尊敬しているかという世界各国でのアンケートで、尊敬していると答えた人数が日本が最下位だった。

この活動を通して
あきらめてはいけない。どれだけ辛くとも前向きに努力していたら幸せになるということを学んだ。
1000名近くの命を自分は預かっている。
愛情ごっこをしているのではない。命を支えているのだ。
こうはいうものの、自分は特別な人間ではなく、普通の人間である。49%は逃げたい。51%は何とかしたい。たった2%が勝っただけである。

ハンセン病患者をみて
誰か一人でも自分のことを信じてくれたら「生きたい」と思えるのだと思った。
誰も信じることができなかったが、日本人だけは約束を守ってくれた。信じてくれた。と言っていた。
人を愛することは大切である。なぜならば、命が生きるから。

この活動において見返りは求めない。こういった人たちの笑顔をみて心の奥底からくるよろこびで充分である。

土地の人が感謝することをやるが、感謝はいただいてはならない。
感謝をいただくと傲慢になる。傲慢になると、弱い自分はつぶれてしまう。
人間として大切なことを教えていただいてばかり、いただいてばかりである。

日本に帰るといつも休みたい逃げたいという弱い自分がいる。
なので、毎日、死んでいった子供たちの写真をみて、今日一日しっかり生きようと誓う。適当に生きてはいけないと、目の前で死んでいく子供たちをみて思った。
「自分の弱さを認めないと強く生きていくことはできない」

理念 「愛と勇気」
1 相手を尊敬する。(上から目線は反発を招く)
2 理解する(知ることも大事)
  その国の歴史など、どうしてこのような状況なのか、など
3 少しだけわける(余裕があるからわけるのではなく)
4 最も大切なボランティアは自分自身が一生懸命に生きること(生きることを諦めない)


この講演会に参加させていただいたおかげで、自分の中の何かが変わる感じがしました。
講演会終了後の懇親会では奥様からもお話を伺うことができ、大変充実した時間を過ごすことができました。
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大変心に響く講演会に心から感謝しています。また、参加させていただこうと思います。

NPO法人アジアチャイルドサポート http://www.okinawa-acs.jp/

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http://askusatonbo.blog.so-net.ne.jp/2012-08-15

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